冬の不眠

2017年12月05日

冬になると、なかなか眠れないという方がいます。

足が冷えて、冷えるのでトイレに起きると眠れないなどさまざまですね。

 

人間の自律神経に、「活動モード」に働く交感神経、「眠りモード」に働く副交感神経があります。

 

冬には、寒さのため血管を収縮させようと「活動モード」の交感神経が活発に働きます。

 

そのため冬に眠るために、「眠りモード」の副交感神経に働いて欲しい時も、「活動モード」の交感神経が強いので不眠になります。

 

では、どうしたらいいのか?

 

夜に、副交感神経が働くようにするといいのです。

副交感神経は血管拡張と関係が深いので、お風呂に入り身体をあたため血管を拡張させ、血行をよくします。

お風呂は、38℃~40℃のぬるめの湯にゆっくりつかるのがいいですよ。

 

また、身体が冷えないようにしましょう。

羽毛布団のときは、毛布を布団の上にかけた方が熱が逃げませんよ。

 

日中、特に午前中に日の光をあびると、夜に睡眠を誘う「睡眠ホルモン」のメラトニンの分泌が増加して、よい睡眠ができます。

 

このように生活を変えてもなかなか眠れない方は、漢方薬にも不眠症の薬があります。

症状や体質によって用いる漢方薬が違うので、お気軽にご相談ください。

西洋薬のような習慣性はなく、安心して服用できますよ。