ストレス性の胃潰瘍

2017年12月08日

今日は、文豪夏目漱石の命日です。

夏目漱石は、1910年に43歳の若さで亡くなりました。

死亡原因は、療養先の伊豆で過ごしていた時、大量吐血して亡くなりました。胃潰瘍でした。

漱石は神経症で、神経症の悪化とともに胃潰瘍も悪化しました。

 

漢方でいうと、このような症状は肝脾不和(カンピフワ)ですね。

これは、脾(胃腸)は肝の影響を受けやすく、ストレスによって肝の働きが悪くなると、胃腸の働きも悪くなることをいいます。

 

この症状の方に、胃腸の治療だけでなく、肝もいっしょに治療しないと治りません。

 

「開気丸」という薬があります。この薬は肝と脾の両方を治療します。

ストレス性で胃腸が悪い方、旅行などのときにはピッタリの薬です。

 

私の知人で添乗員をしていた方は、旅行の添乗の時にこの薬を持っていくと、胃腸を悪くした時非常によく効いたと喜んでいました。

添乗員は、旅行時ストレスがかかりますよね!