インフルエンザによい食べ物
まだまだインフルエンザの流行は続いています。
体調は大丈夫ですか?
インフルエンザや病気にかかると、胃腸が弱くなります。
病気のはじめは食欲があり、病気より自分の体力が勝っています。この時期に合った漢方薬を飲むとすぐ治ります。
仕事が休めなかったり、無理をすると、病気は身体の奥にはいっていきます。すると食欲がなくなったり、下痢になったりします。
というように、病気の進行と胃腸症状は深い関係があります。
このような時は、消化のよい胃腸に負担をかけない食事をすることが大切です。
漢方の聖典ともいわれる「傷寒論」の中には、病気の時食べてはいけないものものが書いてあります。
・生もの(刺身、生野菜、冷たい飲みもの)
・粘っこいもの(餅、海藻、脂っぽいもの等)
・肉類
・麺類
・辛い物
・発酵食品
・酒
などを避けると早くよくなりますよ。
これらのものを避け、温かい消化によいものをとるようにしましょう。
食べ物は、「医食同源」ともいわれるほど大切なものです。
漢方では、生まれてからのエネルギーは胃腸によって作られる考えられています。それだけ、口からいれる食べ物、それを体内に吸収することは大切なのです。
以前テレビで、認知症でものを食べることのできないおばあちゃんが、口から食べ物をとることによって、認知症も改善したというのを見ました。
お年寄りの方に、口から食べ物をとらせる活動をしている方もいるようです。
食べることは、身体全体にも大きな影響があります。
昔、中国には皇帝のために「食医」という医師がいました。皇帝が病気にならないように食事を気をつける仕事をしていました。
なんと「食医」は病気を治す医師より、上の位にいたのですよ。
根本に、病気になって治療することは愚かなことで、病気にならないようにすることがすぐれた医師であるという考えがありました。
母親は、一家の「食医」であるといわれます。
家族の健康のために食事を気をつけることは、重要なことですね。