アニサキスに漢方薬
2017年05月22日
最近、生の魚に寄生している「アニサキス」の患者数が急増していると話題になっています。
加熱調理をすると死滅するそうですが、新鮮なお刺身を食べたいですよね。
今日、テレビで「アニサキス」での胃痛に、漢方薬の「安中散」が良いと言っていました。「安中散」は、痛みをとる生薬が入っており胃痛の方に、よく用いる漢方薬です。
消化器は平滑筋で覆われており、この平滑筋が収縮することで、ぜん動運動が起こります。「アニサキス」の胃をわしづかみにされる様な胃痛は、この平滑筋が激しく痙攣性収縮をするために起こります。
漢方薬の「芍薬甘草湯」は、筋肉の収縮を抑える漢方薬です。なので、「安中散」と一緒に使うと、より効果が高いと思いますよ。
「アニサキス」の胃痛は、食後7〜8時間に起き、夕食後が多いそうです。そうすると、夜中の2、3時に苦しみが襲ってきますね。
刺身は食べたいけど心配という方は、この2つの漢方薬を常備しておくと安心かもしれませんね。