胃腸の風邪

2017年07月06日

よく胃腸の風邪という言葉を聞きます。

私の知人も最近かかり、家族にうつって大変だったと聞きました。

胃腸の風邪は細菌によるもの、ウィルスによるもの2つがあります。
細菌によるものは、サルモネラや腸炎ビブリオなど、ウィルスによるものは、ノロウィルスやロタウィルスなどです。

症状は、菌をよって違いますが、嘔吐や吐き気、腹痛や下痢、発熱などが多いようです。

菌が原因なので、下痢止めを使うと、菌が体外に出ないのでやめましょう。できるだけ早く、菌を外に出すことが重要です。

下痢で、体内の水分が失われるので、常温の水や経口補水液などで補いましょう。冷たいものは、控えるようにしてください。

抗生物質は、細菌性の胃腸の風邪にはいいのですが、ウィルス性のものには効きません。

また、抗生物質は細菌を殺すのですが、善玉菌も殺してしまうので、注意してくださいね。

腸管に善玉菌がなくなると、腸内環境のバランスが崩れてしまいます。

漢方では、半夏瀉心湯、黄芩湯、六君子湯、葛根湯などを用います。

漢方薬は、腸管の炎症を抑えたり、腸内の余分な水分をとったり、胃腸の働きを高めたりします。

また、体力が低下している方には、体力を高め、免疫力をアップさせますよ❣️

症状や体質、発症してからどの位経つかでも、用いる漢方薬は違ってきます。

漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談してから、服用してください。