立冬
2017年11月07日
今日は、立冬(りっとう)です。
冬の始まりの日です。
でも、「もう冬なの?まだ秋では?」と思う方も多いと思います。
なぜでしょう。
立冬は、二十四節気の一つです。
二十四節気は、昼の長い夏至と短い冬至を決め、それを二分し春分と秋分に分けました。
さらに分け、一年を24コに分けた暦です。
中国の黄河地域でつくられ、農業の目安として用いられてきました。
日本も北海道と九州では気候が違うますね。ですから地域によって、時代によって多少の違いはあるのかもしれませんね。
でも、そのときどきにこれを食べるといいですよとか、行事があります。
例えば、これから迎える「冬至」にはカボチャや小豆を食べ、ゆず湯に入る。
実際は夏に旬のカボチャは、保存がきき置いておくと甘味が増すので、野菜の少ない冬の時期に栄養価の高い、また身体を温めるカボチャを食べて風邪などひかないようにする。
ゆず湯は、血行促進効果があり冷えを和らげます。
小豆の赤色は、「邪気」を払うと考えられていました。
昔、医療のない時代には風邪をひかずに一冬乗り切るのは大変なことだったのでしょうね。
このような風習を子供たちに伝え、食育していく活動もあるようです。
かつては、おばあちゃんから、お母さんから伝えられたことが、今は途絶えそうな現状のようです。
中国の言葉に、「冬になったら冬の食べ物で元気を補う。」があります。
大根、ネギ、白菜、鮭、リンゴ、みかん等をバランスよくとって、元気に冬を乗り切りましょうね!!