6.免疫を促進する生薬　補気薬 シベリア霊芝

●極寒のシベリアで生きる強い生命力

シベリア霊芝（れいし）は生きた白樺に寄生するサルノコシカケ科のキノコです。冬はマイナス40度以上にもなる極寒の地に生きており、強い生命力を持っています。ロシア名はチャガです。

チャガが生息するシベリア地方の村々では癌の患者がめったに見られないことから、多くの科学者が調査したところ、地元の人達はお茶として飲む習慣があることがわかりました。それから、数多くの研究が行われました。日本でも最近になって研究が盛んになり、抗腫瘍効果、抗エイズウイルス効果などがあることが発表されています。

●まだまだ広がるシベリア霊芝（れいし）への期待

シベリア霊芝（れいし）の効能は免疫調節、抗癌以外に利尿、消炎解毒、体力増強など多方面に及んでいます。

癌の手術後の養生、転移防止、アトピー、リウマチ、喘息、花粉症などのアレルギー疾患や筋腫、ポリープ、浮腫、糖尿病、肝炎、慢性腎炎、胃潰瘍など多方面に臨床応用されています。