免疫を調整する生薬のいろいろ|漢方のはなし
15.免疫を促進する生薬 補陽薬 冬虫夏草
●古くから慢性の咳や喘息に
医薬品として使われている冬虫夏草(とうちゅうかそう)は、コウモリガ科の昆虫の幼虫に、フェムシナックサタケというキノコの一種が寄生したものです。古くから結核などによる慢性の咳、喀血の治療や、体力低下による喘息の治療などに用いられてきました。副腎皮質ホルモンの作用を強化する働きがあり、免疫力を高める生薬(しょうやく)として珍重されています。
医薬品として使われている冬虫夏草(とうちゅうかそう)は、コウモリガ科の昆虫の幼虫に、フェムシナックサタケというキノコの一種が寄生したものです。古くから結核などによる慢性の咳、喀血の治療や、体力低下による喘息の治療などに用いられてきました。副腎皮質ホルモンの作用を強化する働きがあり、免疫力を高める生薬(しょうやく)として珍重されています。