無月経|女性のための漢方

漢方医学

漢方では無月経を「血」の異常や「腎」の機能低下と考えています。
血の流れが滞ったり、血が不足して身体に栄養がいきわたらなくなると、子宮や卵巣の機能が低下します。そのため、体に生理になる余力がなくなり、無月経になります。
漢方治療としては、血流をよくしたり、不足した血を補うような処方を用います。
また、過剰なストレスを受けることで、血を巡らすエネルギーが不足し、無月経になることもあります。
このような時は、ストレスを和らげるような漢方薬を用います。
これらの理由以外に、「腎」の機能低下で無月経になることがあります。漢方で「腎」とは、腎臓や膀胱、子宮や卵巣などの生殖器を含めたものをいいます。
この「腎」の働きを高めることで、子宮や卵巣の働きが改善し、正常な生理がくるようになります。
漢方は本人の症状にあわせて、血や気、腎の状態を改善します。その結果、ホルモンバランスが調い、身体に受けるストレスが緩和され、自然に生理が始まるようになります。
西洋医学的な治療に比べて時間はかかりますが、根本的な体質改善をすることができます。

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漢方医学

西洋医学

最近、無月経の相談を受けることが多くなりました。この原因にはいくつかのことが考えられます。
毎月、約28日の周期で来るのが標準的な生理です。この生理が 、妊娠以外の理由で3ヶ月以上止まってしまった状態を無月経といいます。
無月経には原発性無月経と続発性無月経があります。原発性無月経は18歳になっても初潮がこないというもので、原因としてはホルモンバランスの異常、ストレス、子宮や卵巣の発育不全などが考えられます。
続発性無月経とは、いままであった生理が3ヶ月以上 止まってしまったものをいいます。
原因としては原発性無月経と同じように、ホルモンバランスの異常やストレス等もあるのですが、最近多く見られるのが無理なダイエットや過労によるものです。
女性は、社会に進出する機会が多くなりました。そのため、過剰なストレスや仕事、勉強による疲労でホルモンバランスを崩してしまい、生理が止まってしまったというケースも多く見られます。
西洋医学では無月経にホルモン剤を使う治療が行われます。また、精神的な要素が強いときには、カウンセリングなどを行うこともあります。
しかし、本来は体内でつくられるべき女性ホルモンを、いつまでも外から与えているだけでは根本的な治療とはいえません。

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西洋医学

日常生活

無月経を治すにはホルモンバランスを整え、余計なストレスをためないことが大切です。
そのためにはバランスの取れた規則正しい食生活を心がけ、十分な睡眠を取る事が必要です。薬に頼るだけでなく、生活面での改善も大切なポイントとなります。
女性ホルモンを作るのに、鶏肉、サンマ、乳製品、大豆製品、木の実などが有効です。

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日常生活

無月経の漢方の実例

生理の回数が少ない状態から無月経になった症例

妊娠後に無月経になった症例

妊娠希望で無月経の方が、漢方薬で改善

出産後の無月経が漢方で改善、そして妊娠

出産後の無月経が漢方で改善、そして妊娠

二年前から無月経で悩んでいましたが、漢方薬を服用して改善しました

半年前から無月経でしたが、漢方薬で改善しました

過労とストレスで無月経になりましたが、改善しました

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