男性を強くする生薬のいろいろ|漢方のはなし
28.蟻
驚くなかれ、蟻(あり)パワーで精力回復を亜鉛、マグネシウムなどミネラルの宝庫
蟻(あり)は自分の体重の400倍のものを持ち上げ、1,700倍のものを引っ張ると言われています。中医学的には腎(じん)、肝(かん)、脾(ひ)の働きを増強することが分かっています。化学的成分は約50%がタンパク質で、18種類のアミノ酸、また亜鉛、マグネシウム、銅、マンガンなどのミネラルが豊富に含まれています。薬として使う蟻(あり)は特別に育てているもので、
1.免疫力を高め、免疫を
2.老化を防止する
3.炎症を鎮め、痛みをと
4.性機能を増強する
5.咳を鎮める
6.幹細胞を保護する
など多くの働きが分かっています。
これらのことから、北京首都医科大学の叢法滋教授はリウマチ性関節炎・慢性関節リウマチ、B型肝炎、インポテンツ、老化防止、インスリン非依存性の糖尿病、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症などに、他の中成薬と併用して治療することを勧めています。