不妊症のおはなし|漢方のはなし

2.不妊とこころ

不妊治療がストレスになっている可能性が

まわりから『子どもはまだ?』と何げなく聞かれるその一言で、子宝に恵まれない女性の心が傷つけられてしまうことがよくあります。そしてあれこれと試しているうちに、 また月のものがやってきて、がっかりさせられてしまうこともしばしばあります。気をつけたいのは、子どもが生まれないと悩んだりその治療に過度の期待をかけすぎることがかえって大きなストレスになってしまいます。

ストレスは心の病のきっかけになるだけでなく、女性ホルモンにも好ましくない影響を与え健康な体のバランスを崩しかねません。 不妊治療においては体の機能的なことだけではなく精神的なケアーも大切な側面であり、気持ちにゆとりを持つことが重要です。

一般的に、排卵時の妊娠率は約25%とされてそれほど高くありません。 また特に体に異常が認められない場合でも、漢方的な考え方から言うと、何か体に問題をかかえている可能性があります。

手軽なストレス解消の方法として、市販のペパーミント茶やジャスミン茶などを利用するのも良いし、本格的に試すならば昔から中国で人気が高く、 抗ストレス作用やリラックス効果のある刺五加(別名・シベリア人参)茶が気分を和らげるものとして良いでしょう。

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