不妊症のおはなし|漢方のはなし
5.不妊症と冷え
冷えの問題には意外に無関心な女性が多い
手足が冷えやすいとかなにかと寒がるのに、冷えの問題には意外に無関心な女性が多いようです。 しかし、中国ではとくに若い女性が冷えには気をつけています。妊娠できるような健康な体づくりを日頃から心がけているからです。冷えの原因には、冷房、冷たい飲食物、薄着のほかにホルモンのアンバランス、 自律神経失調やストレスに関係するものが多いのです。とくに下半身の冷えで気をつけなければならないのは、子宮、卵巣、輸卵管など、妊娠に直接関わる重要な器官がおさまった骨盤への影響です。 骨盤の血液の流れや働きを著しく悪くしてしまうからです。
子宝を望むなら次のような心がけが大切です。まずとくに下半身を冷やさないこと。冷たい飲食物は夏でもほどほどに、日頃から下半身の薄着は避けてほしいものです。更に骨盤を中心に血液の流れや働きを良くする漢方薬が大いに役立ちます。
女性のためにあるような生薬の当帰を使った婦宝当帰膠がファーストチョイス。当帰は体を温め、 骨盤の血液の流れや働きを改善し、女性ホルモンのバランスを整える力にも優れ、体の芯から温めてくれます。
また、冷えやすい人には強力な動物生薬が使われている参茸補血丸(さんじょうほけつがん)、双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)、海馬補腎丸(かいまほじんがん)が心強い。 いずれも中国から輸入されています。