尿路結石 | お身体の悩み

漢方医学

漢方は痛みを和らげ、尿路結石が自然に排出しやすくなるようにする効果があります。
同じ痛み止めでも、漢方は西洋薬の痛み止めほど効果は強くありませんが、副作用の点を考えると漢方の方が安心して使うことができます。
また、一度は尿路結石が出て治ったとしても、そのうちの約半数は再発するといわれています。これは、一度尿路結石になってしまった人にとってみれば、いつ再発するかわからない、爆弾を抱えてしまったようなものといえるでしょう。ただ、漢方薬を服用することで、こうした尿路結石のできやすい体質を改善することもできます。
漢方では尿路結石は、腎の機能低下とお血(血の流れが滞っている状態)が原因していると考えます。腎の働きが弱くなったり、血の巡りが悪くなると、体内の結石をつくる成分が固まりやすくなります。治療には、腎の機能を高め排尿を促し、血の流れをよくすることが大切です。
尿路結石は、利尿効果の高い飲食物をとり、発作がでていないときでも漢方薬など服用して、尿路結石のできににくい体質改善にすることが重要です。

※漢方を服用する場合は、自己判断せずに、漢方の専門知識のある医師、薬剤師に相談しましょう。

 

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漢方医学

西洋医学

尿路結石は20~40歳代の働き盛りの男性に多く見られます。腎臓、膀胱、尿道、尿管などの尿路に石ができる病気で、石の大きさは砂糖程度のものから小石大のものまで、さまざまなものが1個~数個できます。
この尿路結石は主にカルシウムで形成されていて、尿路結石が動くときには激しい痛みが起こります。また、この尿路結石が尿路を傷つけて肉眼でもわかるような血尿を伴うこともあります。
西洋医学では、尿路結石が小さければ鎮痛剤や鎮痙剤を使いながら、自然に尿路結石が排出されるのを待つのが一般的な治療法です。尿路結石が大きい場合や、なかなか体外に排出されない場合は、衝撃波で尿路結石がを粉砕したり、内視鏡で尿路結石を摘出する治療方法がとられます。
尿路結石が大きい場合や、小さくても激痛を伴うようなときには、西洋医学の治療をまず優先するべきでしょう。 

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西洋医学

日常生活

漢方治療以外で、尿路結石の治療や再発予防に効果のある方法としては、毎日の軽い運動、たとえばジョギングや縄跳びを取り入れるとよいでしょう。
自転車は局所の炎症がおこりやすくなり、水泳などの身体を冷やすことも避けるようにしましょう。 また、尿が汚れると、尿路結石を悪化させるので排尿は我慢せずに定期的にしましょう。
十分な水分を摂るようにしましょう。スイカやあずき、トウガン、ビールなど利尿作用のあるものを摂るのもよいでしょう。ストレスや過労もよくありません。ショウ酸を多く含むほうれん草、小松菜、たけのこ、チョコレート、ナッツ類、紅茶、コーヒーのとりすぎには注意しましょう。

※医師・薬剤師に、ご相談の上服用してください。

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日常生活

尿路結石の漢方の実例

尿路結石の漢方を使った症例

男性 35歳 尿路結石

尿路結石の方の場合、何年かしてから再発する方も多いようです。この方も2年前に尿路結石にかかっていて、今回再発したとのことでした。
体格は肥満型で、胃弱で胃もたれしやすいです。残尿感があり、小便の出しぶる感じがあります。
血尿も数日前には、肉眼でも確認できるほど赤かったのですが、現在ではそれほどではないとのことです。口が渇き、水分をよく摂ります。病院で処方された痛み止めを使うと胃の具合が悪くなるので、できればあまり使用したくないとのことでした。
この方は、今でも時々激しい痛みに襲われるので、結石の排出を促しながら、痛みを和らげる漢方も服用したいとのことでした。尿の出しぶりや血尿も見られたので、これらの症状に効果のある漢方薬を、さらに鎮痛効果のある漢方薬を合わせて処方しました。
1ヶ月後には小便の出も改善され、痛みもだいぶ楽になったとのことです。漢方薬の服用を始めて、ちょうど二ヶ月目に小さな結石が2個、トイレで排出されたとのことでした。
その後しばらくは血尿の漢方薬だけで服用していましたが、病院の検査でも結石は確認されなかったとのことでしたので、漢方の服用も中止しました。

慢性的な尿路結石の症例

男性 45歳  尿路結石

以前にも、何回か尿路結石にかかったことのある方ですが、今回もまた再発してしまったとのことでした。
小便が出しぶり、頻繁にトイレに行きたくなります。昨夜も夜中にひどく痛んで冷や汗をかき、眠れないほどつらかったとのことです。数日前には真っ赤な血尿がでました。病院で検査を受けたところ、やや大きめの結石が尿管の奥のほうにあるとのことでした。 結石が大きいこともあり、排出しにくいかもしれないとのことです。しばらくは薬の服用で様子をみて、もしダメな場合は衝撃波療法で結石を砕くとのことでした。
やや小柄な方ですが、体力は普通、胃腸も丈夫で特に疲れやすいなどの症状も見られなことから、漢方薬を処方しました。2ヶ月目に病院で検査を受けたところ、結石が割れて小さくなっていたとのことでした。
その後も同じ処方を服用し、4ヶ月目の服用が終わる頃には、トイレで小さな結石がいくつかに分かれて排出されたとのことでした。

強い痛みの尿路結石の症例

男性 23歳  尿路結石

中肉中背の独身の男性です。今までは比較的健康で、病気らしい病気もしたことがありませんでした。今回、血尿が出たり夜中に、今まで経験したことのないような激痛で目が覚めたりしたので、病院で診察を受けたところ尿路結石と診断されました。

トイレに行く回数が少なく、小便が出しぶる感じもあります。のどが渇きやすく、お腹に張った感じがあります。

この方は病院で痛み止めの座薬を出されていましたが、1日2回以上使わないように指示されていました。ところが、頻繁に痛むことがあるので、漢方でも痛みを和らげて、結石を排出できるものがあれば服用したいとのことでした。

体力は普通、胃腸虚弱や疲れやすいなどの症状も見られないので、普通の体質と判断して、漢方薬を、また痛みを抑える効果のある漢方薬も処方しました。

半月後に来店した際に様子を聞いたところ、痛いときに鎮痛効果のある漢方薬を服用すると、病院で処方された痛み止めほどではないものの、痛みはかなり和らいだとのことでした。

そこで、また同じように2種類の漢方薬を処方したところ、翌日に電話があり結石が朝と夕方に一個ずつ排出されたとのことでした。その後の病院の検査でも結石は認められなかったので、漢方の服用も中止しました。

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