腰痛 | お身体の悩み

漢方医学

漢方薬では、腰痛の多くは「腎虚」によって起きると考えています。腎虚とは、腎臓や膀胱、子宮や卵巣(男性の場合は生殖器)など、下半身の機能が何らかの原因で衰えた状態をいいます。腎虚に冷えが加わることで腰痛が起きます。
腎虚の腰痛には、補腎薬と言って腎機能を補う漢方薬を用います。特に漢方の補腎薬は、鹿の角やタツノオトシゴなどの動物生薬が含まれている処方が多く、効き目も早く表れます。
また、子宮筋腫や卵巣嚢腫などの婦人科疾患による腰痛は、「お血」といって血流が悪い状態が原因なので、血をきれいにして血流をスムーズにする漢方薬を用います。
最近では精神的なストレスや、自律神経失調症などからくる腰痛も、多く見られるようになっています。このようなときは、ストレスを和らげ自律神経のバランスを整える効果のある漢方薬を用います。
ひとくちに腰痛といっても、さまざまなタイプがあります。用いる漢方処方も、そのタイプによって違ってくるので、漢方薬を服用するときは自己判断をせずに、漢方の専門知識のある医師か薬剤師に相談することをお勧めします。

※漢方を服用する場合は、自己判断せずに、漢方の専門知識のある医師、薬剤師に相談しましょう。

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漢方医学

腰痛は日本人が一番困っている疾患の、男性の一位、女性の2位にあげられています。
最近の日本人は、自動車や電車で移動することが多くなり、歩かなくなったことも腰痛になる大きな原因といえるでしょう。腰痛は、運動不足だったり重いものを持ったり、腰に負担のかかるような姿勢をすることで起こりやすくなりますが、これは腰の周りの筋肉や靱帯が弱ったり、炎症を起こすことが原因といえます。
またそれ以外でも腰痛は、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアなどの骨や関節部の障害。胆石や胃・十二指腸潰瘍、膵炎、腎結石などの内臓疾患。子宮筋腫や卵巣嚢腫などの婦人科疾患。高齢者では骨粗しょう症などで発症します。
その中でも、腰周りの筋肉や靭帯が弱ったり炎症を起こすことで腰痛となるケースが、日常的にはもっとも多いといえます。このタイプの腰痛は、一時的なもので、すぐに改善する場合もありますが、慢性化してしまうと、西洋医学でもなかなか改善しないことも多いです。
西洋医学では、姿勢固定や安静状態にして消炎鎮痛剤や湿布薬を用いたり、患部を温めたり牽引する方法がとられます。腰痛の症状がひどくなると、手術などを行うこともありますが、そこまで悪くなければ漢方治療を取り入れることで、かなり改善できるケースも少なくありません。特に慢性的な腰痛では、漢方でよくなることが多く見られます。  

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西洋医学

西洋医学

日常生活

生活面ですが、特別な病気がない場合は、普段のちょっとした心がけで腰痛を予防することができます。
腰痛になりやすい人は、腰に負担をかけないような姿勢を心がける必要があります。立っている時は、あごを引いて背筋を伸ばすようにしましょう。椅子に座るときは、背筋を伸ばして浅めに座るようにします。重い荷物を持つときなどは、ゆっくりと両手に分けて持つようにします。
また、肥満体質だと腰に負担がかかり椎間板などが損傷しやすくなります。腰痛のある方は、普段から太りすぎには注意しましょう。腰痛は腰の筋力の衰えによってもおこるので、適度な運動で腰のまわりを鍛えることもよいでしょう。
食事は、小魚などのカルシウムが豊富に含まれている食品や、牛乳や大豆などで良質なたんぱく質をとるようにしましょう。

※医師・薬剤師に、ご相談の上服用してください。

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日常生活

腰痛の漢方の実例

慢性的な腰痛の症例

男性 48歳 腰痛

中肉中背の男性ですが、慢性の腰痛がなかなか治らないとのことで来店されました。
重いものを持ったり、階段を上がるときなどに腰の左側に鈍痛が起きます。ひどいときはズキンとした痛みが腰に走ります。下半身が疲れやすく、足腰に力が入らないとのことでした。足が冷えやすく、寒い日などは特に腰痛がひどくなるとのことです。
この方は虚弱タイプと考えて、漢方薬を処方しました。
15日分の服用で、腰痛もかなり改善してきたとのことでした。その後は、腰痛の出たときにこの漢方薬を服用していますが、以前のように悪くなることはないとのことです。

長年悩んだ腰痛の症例

女性 55歳  腰痛

長年の腰痛に悩まされて来店しました。今まで整体や針治療も受けましたが、一時的には良くなるものの、しばらくすると再発してしまうとのことです。
この3日間は痛くて夜も眠れないとのことでした。冷え性で疲れやすく、下痢をしやすいとのことです。
この方は痩せ型で冷え性、疲れやすいなどの症状から虚弱タイプと判断して、身体を温めて腰の痛みを和らげる漢方薬を処方しました。
一ヶ月分を服用し終わる頃には、腰痛もだいぶ楽になってきたとのことでした。その後、さらに一ヶ月を服用し、腰痛もほぼ改善してきたとのことで、漢方の服用を中止しました。

急性の激しい腰痛の症例

女性 45歳  腰痛

急性腰痛症で病院へ行ったのですが、痛み止めの座薬も効果がないとのことで、ご主人が来店されました。

話では、普段から身体が弱く、冷え性で胃腸虚弱な方です。今までも時々腰痛に悩まされていましたが、こんなにひどくなったのは始めてとのことでした。

漢方でも、鎮痛効果にすぐれ、即効性の期待できる処方を作りました。同時に、漢方のシップ薬も併用していただきました。

10日後にはご本人が来店しました。漢方薬とシップ薬で、3日後には腰痛も大分楽になり、起き上がれるようになったとのことでした。

その後、半月分を処方しましたが、腰痛はほぼ完治したとのことでしたので、漢方薬の服用を中止しました。

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