過換気症候群 | お身体の悩み
漢方医学
漢方では、過呼吸症候群(過呼吸症候群)は精神的な不安感やストレスから、気の流れの異常が起こり発症すると考えています。基本的には、気の流れを調える処方を用いることで根本的な治療ができますが、その方の体質によって処方は異なります。
例えば体力がなく胃腸が弱いような方の場合は、胃腸の機能を高め体力を補いながら、過換気症候群(過換気症候群)を改善します。
体力が普通で生理異常やイライラが強い方くて過換気症候群(過呼吸症候群)になる場合は、ホルモンバランスを調えて生理異常やイライラを和らげて、過換気症候群(過呼吸症候群)を改善する漢方薬を使います。
また、体力があっても強いストレスや不安感から過呼吸になるような方は、ストレスを和らげ精神を落ち着かせて症状を改善する漢方薬を用います。
漢方の場合、その方の体質や症状で処方もことなるので、なるべく専門の医師や薬剤師に相談されることをおすすめします。
西洋医学
過換気症候群(過呼吸症候群)は、精神的なストレスや不安感から急に息が苦しくなり、過呼吸状態になって動悸、めまい、手足の痺れなどの症状が起きます。
10代~20代の若い女性に発症しやすいのですが、パニック障害の発作から過換気発作が引き起こされることもあります。
通常は、過換気症候群(過呼吸症候群)の発作は30分~60分くらいで治まりますが、死にそうになることへの不安から数時間続くケースもあります。
最も有効とされる過換気症候群(過呼吸症候群)の対処法は、ペーパーバッグ法と呼ばれるもので、口と鼻を紙袋で覆ってその中で呼吸を繰り返す方法です。自分の呼気を再び吸気することで症状が和らいできます。こうした対処法でも治まらない場合は、西洋医学的な治療法が用いられます。
西洋医学では、過換気症候群(過呼吸症候群)に対して抗不安薬や抑うつ薬などを用たり、心理的な治療法が用いられます。しかし、こうした治療法でも根本的に改善しないケースも多く見られます。
日常生活
日常生活についてですが、過換気症候群(過呼吸症候群)の場合はストレスが原因となることが多いので、日ごろからストレスをためないように心がけましょう。
過換気症候群(過呼吸症候群)は、人間関係のストレスが原因となることもあります。几帳面でまじめな性格だったり、心配性な方は自分の性格や人との接し方を振り返ることも大事です。
※医師・薬剤師に、ご相談の上服用してください。